第15章 嵐の予感
バジル「あ、あのお方は一体・・・!!」
ツナと一緒にいる人物。彼こそ、先ほどまで銀色の長髪の男と闘っていた人物だ。
ツナ「鷹宮さんだよ。凄い強いんだ!」
バジル「鷹宮殿・・・。鷹宮殿は沢田殿のファミリー何ですか?」
ツナ「えっ!?いやいやいやっ!!そんなワケないよ!!鷹宮さんは一般人!!」
「ヴォォオオオイ・・・お前、よく見ればその見た目の特徴・・奴から聞いた女にそっくりじゃねぇかぁ・・・。」
男の繰り出す攻撃を避ける麗。
麗「へぇ、どんな女?」
「髪が黒くて長くて、肌は白くて・・・土星のペンダントをしてたって言ってたぜぇ?青い石の付いたな!」
麗「!」
麗のしている土星のペンダントは1つしかない。
「テメェだな?“麗”ってのは。」
麗「・・・その目、目的が変わったわね・・?」
苦笑いする麗に対し、獲物を見つけたと言わんばかりの笑みをする男。
「お前は見つけ次第連れて来いとの命令でなぁ・・・。」
男は先ほどまでよりも力を入れて剣を振るってくる。
麗も負けじと振り回すが、男には致命傷を与えられない。
バッと振りかざした瞬間、男は棒を弾いた。
「お前の武器はもうねぇぞぉ?」
麗「いいえ?そんな事ないわ。」
ハッと男がするも既に遅かった。
男の頬をかすり、血が流れ出す。
ツナ「!山本のバット!!」
麗が手にしているのは先ほどまで山本が使っていた山本のバット。
麗「貴方のより少し重いかしらね。変形刀な分。」
「ヴォォオオイ・・・テメェ、戦い慣れしてやがんな?」
麗「さぁ・・どうかしらね?」