第15章 嵐の予感
ペットショップから視線を反らしたかと思えば、
ランボ「麗!!あのお店行くんだもんね!!」
そう言って指差した先はランジェリーショップ。
麗「・・・ランボ君、こういうの好きなの?」
その店に入ると、ランボは目を輝かせて一点を指差した。
ランボ「これ!これがいいもんね!!」
麗「ランボ君、これはね・・・。」
ランボ「麗に絶対似合うもんね!!」
麗「!・・・ランボ君、探してくれるのは嬉しいんだけど、私今はいっぱい持ってるから大丈夫だよ。」
ランボ「そうなの?いらない?」
麗「うん。大丈夫。」
ランボ「そっか!じゃあいい!ランボさん喉乾いた!!」
麗「はいはい。ジュース買おうか。何味がいい?」
ランボ「ランボさんブドウが好きだもんねーーーっ!!」
ランボを椅子に座らせて飲み物を買い与えた麗。
リボーン「お前、子供の扱い上手いな。」
麗「そう?」
クスクスと笑いながらリボーンにコーヒーを渡す麗。
リボーン「さんきゅーな。」
麗「いえいえ。」
リボーン「なぁ麗。楽しいか?」
麗「え?・・・うーん・・そうね。」
少し遠い場所で賑やかに会話をしているツナ達。
麗「・・・こんな休日も、悪くないかも。」
そう言ってほほ笑む麗は、どこか遠くに感じられた。
リボーン「・・・お前、普段は何してんだ?」
麗「普段の休日?だいたいは・・・。」
麗が答えようとした瞬間、爆発音が辺りに響いた。
麗「な、に・・・!?」
辺り一面に先ほどの爆発の影響であろう煙が立ち込め、麗は咳き込んだ。