第15章 嵐の予感
麗「・・・今から遊ぶ?」
『おぅ!良かったら鷹宮もどうかと思ってな!』
麗「補習はどうしたの?」
クスリと笑いながら麗はベランダに肘を置いた。
『小僧が後日教えてくれるってよ!』
麗「そう。山本君はやれば出来る子だからすぐに出来るんじゃないかしら。」
『鷹宮にそう言って貰えるのは嬉しいのな。』
麗「・・・他には誰が来るの?」
『ツナと獄寺と・・・笹川と三浦、あとは小僧達だな!』
麗「・・・随分大所帯で遊ぶのね。」
『ゲーセンとかでパーッとな!』
麗「・・・そう。」
『鷹宮、無理そうか・・・?』
麗「・・・そんなに不安そうな声を出されたら、行かないワケにいかないじゃない・・。」
フゥと溜め息をつく。
麗「・・・いいわ。何時に何処?」
『!やっりぃ!!すぐ出れるか?』
麗「出れるよ。何処にいるの?」
『今は・・・商店街の入り口だな。並中側の。今はツナんとこの小僧達待ちなんだ。』
麗「了解。10分くらいで行けるわ。」
『了解!待ってるぜ。』
ピッと電話を切り、携帯と財布を小さめのショルダーバッグにティッシュとハンカチと共に入れて家を出る。
麗「・・・補習、止めてあげるのが普通だったかしら?」