第14章 襲撃
麗「っ!」
骸「しなやかな身体です。使えそうですね。」
そう言って骸は持っている三又槍を麗に向けた。
その槍に、嫌悪感を抱いた麗はすぐさま骸から離れる。
骸「ほぅ。第6感もいいらしいですね。」
麗「ふざけてるの?」
骸「いいえ?本心です。」
麗「一般生徒にこれ以上危害を加えないでもらえる?」
骸「それはボンゴレの出方次第ですね。」
麗「・・ボンゴレ・・?」
驚く麗。無理もない。何故なら、ボンゴレは・・・沢田君のファミリーだったはず・・。
骸「おや、ご存じなのですか。ランキングには入っていませんでしたが・・・まぁいいでしょう。」
麗「・・・マフィアに用があるのね。なら、恭弥はマフィアじゃないから返して。」
骸「それは出来ません。彼にはまだ仕事がありますから。」
グイッと麗の髪を引っ張る骸。
麗「いっ・・・!!」
骸「こちらの質問に答えて頂きましょう。ボンゴレについてどこまで知っているのです?」
麗「貴方に言う必要はないわ。」
骸「・・・強情なお嬢さんですね。」
グイッと骸は麗の顔に自身の顔を近づける。
麗「教えない。」
骸「・・・。」
スッと骸は麗の首に手刀を入れ、麗を気絶させた。
犬「良かっらんれすか?骸さん。何も聞かなくて。」
骸「・・・ああいう目をする人は、話しませんから。縛って、人質にでもしましょう。ボンゴレと面識があるのなら、使えるはずですしね。」