第13章 夏
麗「ごめんね、浮き輪取ってきていい?」
女の子「あれ、お姉ちゃんのなの?」
麗「うん。あれで浮いてたの。あれに沢田君乗せようと思って。」
女の子「私取れるよ!」
腕を伸ばして浮き輪を掴んだ女の子。
麗「ありがと。」
ツナをくぐらせて浮き輪に掴ませる麗。
女の子「お姉ちゃん、凄いね!!」
麗「ありがと。」
京子「麗ちゃん!!」
浅瀬に着くと、京子やハル達が駆け寄って来る。
ハル「もうっ!お店に行ってたんじゃないんですかー!?」
麗「誰もいなかったから海に入ってみた。」
ハル「ハル達を探して下さいよ!!」
ツナ「鷹宮さん泳ぐの上手いんだね・・・!!全然揺れなかった!!」
麗「そう?浮き輪のせいじゃないかな・・・?」
女の子「お姉ちゃん!お兄ちゃん!!助けてくれてありがとう!!」
麗「今度からは気を付けるんだよ?」
女の子「はーいっ!!」
麗達が砂浜に辿り着くと、山本はふわりと麗にパーカーを着せた。
麗「?山本君??」
武「・・・日、焼けるとダメなんだろ?」
麗「・・・あぁ、海で日焼け止め落ちちゃったかも。ありがと。」
武「おぅよ!」
ハル「麗ちゃん!陸で遊びましょ!!」
京子「その前に麗ちゃんの買ってきたかき氷が先だよー!」
ハル「はひっ!そうでした!!」
クスクスと笑って二人の後を追う麗。
リボーン「よくやったぞ山本。」
武「お、小僧!来てたのか!!」
ツナ「何がよくやったなの??」
リボーン「麗の奴、海に入るためかパレオ付けてねぇんだ。あのまま放っておけば余計他の男共が麗を見やがるからな。パーカー羽織らせたのは正解だ。」
ツナ「・・・あぁ、そっか。鷹宮さん、綺麗だから・・・。」
リボーン「水も滴るいい女だぞ。(ニヤリ」