第12章 進級
麗「・・・そうなの?」
恭弥「約束は約束だからね。」
フラフラと立ち上がる雲雀。
麗「・・・恭弥?」
シャマル「ソイツは桜クラ病っつー病気にかかってんだ。桜に囲まれると立ってられない病気だな。」
麗「恭弥はそんな病気にかかってなかったよ。」
リボーン「シャマルがかけたんだぞ。」
麗「・・・そう。」
フラフラとしている雲雀に寄り、くるりと背を向けた。
麗「貴方達とは花見やらない。風紀委員も撤退させるからご自由にどうぞ。」
リボーン「麗。」
麗「また今度ね。」
恭弥「・・・何だ、行かないの?」
麗「行かない。」
恭弥「そう。」
雲雀はふわりと麗を抱き抱えた。
麗「ちょ、恭弥!?」
恭弥「静かにしてないと落とすよ。」
麗「・・・横暴だねぇ。」
ツナ「・・・鷹宮さん、雲雀さんと仲いいんだ・・。」
武「?ツナ知らねぇのか??鷹宮、雲雀に推薦されて生徒会長になったんだぜ?」
ツナ「え、そうなの!?」
武「雲雀のお気に入りって噂だけど、鷹宮も満更じゃなさそうだな!」
リボーン「お前のせいで麗と花見できなくなったじゃねーか。」
ジャキッとシャマルに銃を向けるリボーン。
シャマル「俺のせいかよ!?」
リボーン「お前が雲雀に桜クラ病かけたからだろうが。」
恭弥「・・・。」
麗「恭弥ー?紅茶でいいー?」
恭弥「うん。いいよ。」