第11章 授業参観
シーン・・・としている教室で、一人がカタンッ・・と立ち上がった。
ツナ「・・・?(鷹宮さん・・・?)」
麗はリボ山の前に立つ。
麗「リボーン君、校舎が壊れちゃうからやめよっか。」
リボ「・・・気付いたのか。流石だぞ。」
麗「沢田君が気になって学校に来るのはいいけど、校舎壊されると修理費とかかかっちゃうからやめてほしいな。」
リボーン「・・分かったぞ。」
ツナ「(流石鷹宮さん!!っていうか、やっぱ論点少し違うような・・・。)」
リボーン「んじゃ、俺は帰るぞ。」
麗「気を付けてね。」
そう言ってひょいっとリボーンは教卓から降りて教室を出て行った。
麗「・・・私で良かったら、続きするけど・・どうする?」
花「やってよ麗。アンタの説明分かりやすいから。」
男子「さんせー!」
賛同の声が生徒たちから広がる。
麗「わかった。じゃあ続きするね。・・・初めまして。父兄の皆さま。私、並盛中で生徒会長をしている鷹宮麗です。宜しくお願いします。」
「まぁ・・・あの子がウワサの・・!?」
「なら安心ね。」
「宜しくお願いしますね。」
ツナ「(鷹宮さんアッサリ受け入れられたーーーっ!!)」
麗は自身の机まで戻り、教科書を持って教卓へ戻る。
麗「・・・そうね・・。それじゃあ、図形の角度から手を付けましょうか。」
カカカッと黒板に図形を書きだす麗。
麗「このような問題は、きっとわかりやすいよね。京子ちゃん、分かる?」
京子「うん。30度だよね!」
麗「そう。この問題は平行四辺形だから、反対の角度は必ず同じになる。じゃあ、こうしたら・・・。」
そうして麗の授業は続き、チャイムが鳴った。
麗「・・・チャイムが鳴ったから終了ね。」