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ラベンダーに誘われて

第9章 新年






1月3日  とある河原―――――――










リボーン「ボンゴレ式ファミリー対抗正月合戦は、同盟ファミリー同士が戦い、その年のファミリーの意気込みを表明するボンゴレの年始行事だ。」

ツナ「あぁ、だからディーノさんたちなんだ・・・。」



リボーン「勝ったファミリーには豪華賞品が出るぞ。そして、負けたファミリーは罰金1億円だ。」

ツナ「やっぱ無茶苦茶ーーーーっ!?」



リボーン「仕方ないよ。掟だもん。」
ツナ「その口調むかつくぞ!!」



隼人「待ってくださいリボーンさん。なんでファミリー対抗戦にファミリーじゃない奴がまじってるんスか。」
リボーン「キャバッローネに比べてボンゴレはすげー人数少ねーからな。今回は特別にツナの知り合いにもファミリーと認める事にしたんだぞ。」
了平「つまり、今日一日は俺もモンゴルファミリーだ!!」
隼人「ボンゴレ!だ!!」
リボーン「もう一人来るぞ。」

ツナ「えっ!?他に誰呼んだんだよリボーン!!」









「ごめんなさい。間に合ったかしら?」






上から声がかかり、皆がそちらを向く。




ツナ「・・・え、鷹宮さん!?」






深い紺色に花の散りばめられた着物に身を包み、髪は一本の綺麗な簪で纏められていた。



ハル「はひっ!麗さんじゃないですかー!!」
京子「麗ちゃん!!」
麗「明けましておめでとう。京子ちゃん。・・・えーと・・。」
ハル「あ、自己紹介してなかったですね!ハルは三浦ハルといいますー!宜しくお願いしますね!」
麗「宜しくね。」





リボーン「ちなみに勝った方は麗とのデートの権利もやるぞ。」
麗「・・・誰が?」
リボーン「デートだから男だな。」
麗「誰と?」
リボーン「麗と。」
麗「私とのデート権で頑張ろうって思う人いないと思うんだけど・・。」




うぉぉぉおおおっ!!と盛り上がる男性陣。



リボーン「滅茶苦茶張り切ってるぞ。ちなみに、俺は審判だから問答無用でデート決定だぞ。」
麗「・・・横暴だねぇ。」





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