第8章 入院
部屋に戻ると、恭弥は目を覚ましていた。
麗「恭弥、起きてたの?」
恭弥「君こそ。来てたのかぃ?」
麗「仕事終わらせてからねー。」
椅子に座る麗。
麗「調子はどう?」
恭弥「悪くはないよ。」
麗「・・・あれ?お隣は?」
恭弥「僕が寝てる間に騒いだから部屋移動したよ。」
麗「そっか。・・・あ、明後日には退院できるって。」
恭弥「・・・君、院長に会ったの?」
麗「看護師見つけて容態聞いたら院長室連れてかれたよ。」
恭弥「・・・そう。」
麗「・・・じゃあ、また明日も来るね。」
恭弥「そう。・・・待ってる。」
麗「ん。またね。」
病院を出てスタスタを歩く麗。
麗「・・・早く、治らないかなぁ。恭弥。」