第8章 入院
ツナ「え、えーと、鷹宮さん、今帰り?」
麗「うん。ちょっと仕事が増えてね。」
ツナ「生徒会長ってやっぱり忙しいんだ・・・。」
麗「そんな事ないよ。沢田くん達は何処かへお出かけ?」
ツナ「家のお風呂が壊れちゃって・・・。」
麗「そっかぁ・・・大変だね。」
「麗も一緒にどうだ?」
ツナ「リ、リボーン!!」
ディーノ「何だ。リボーンと知り合いなのか?」
リボーン「俺の愛人だぞ。」
シーンと静まり返ったその場。
麗「まだそんな事言ってたの?リボーン君。」
リボーン「当たり前だろ。お前はいい女だ。」
麗「私は愛人より彼氏が欲しいって言ったでしょう?」
呆れ顔で答える麗。
ツナ「(というか、鷹宮さんの問題点はそこなんだ・・・。)」
ディーノ「麗、彼氏いないのか?」
麗「?はい。いませんよ??」
ディーノ「・・・本当か?」
麗「・・・何でそんなに疑い深いんですか。」
リボーン「銭湯行くぞ。お前も来い麗。」
ピョコンッと麗の元へ飛ぶリボーン。
慌てて麗は受け止めた。
麗「もう。私着替えもタオルも何も持ってないよ。」
リボーン「タオルくらい貸してやる。」
麗「もー・・。」
リボーン「銭湯はあっちだぞ?」
麗「いいよ。今日は温泉に連れてってあげる。」
ツナ「え!?」
麗「沢田君達もおいでよ。案内するから。」
そう言って歩き出した麗の後を慌ててツナとディーノは追いかけた。
ツナ「う、わぁ・・・!」
目の前には高級そうな建物が建っていた。
中へと入っていく麗に着いて行くと、落ち着いた雰囲気のロビーが出迎える。
ディーノ「へぇ・・・いいとこだな。」
店員1「いらっしゃいませ。」
麗「大人1人、中学生二人。子供1人。貸し切りで。」
店員1「かしこまりました。ご用意致しますので少々お待ち下さいませ。」