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ラベンダーに誘われて

第8章 入院











麗「恭弥ー?」



恭弥「・・・ん・・。」




麗「・・・恭弥?」


恭弥の反応がイマイチだったので、寝ているソファーに近づく。








麗「恭弥。」



触れてみるととても熱かった。





麗「・・・。」






麗は問答無用で電話をかけ、誰かを呼ぶ。すると3分もしない間に生徒会室の扉が開いた。




草薙「麗さん!委員長が風邪をひいてるとは本当ですか!?」
麗「シーーーッ。」




慌てて口を押える草壁さん。




麗「今は寝てるけど、熱が高いんです。見回りが終わったら恭弥を病院へ連れてってあげて下さい。」
草壁「わかりました。」
麗「恭弥の仕事なら見回り以外で良ければ私が請け負うから。ね?」
草壁「・・・すみません。ご迷惑おかけします。」
麗「いいのいいの。じゃ、悪いけど今から見回り行って来て貰っていいですか?」
草壁「はい。すぐに終わらせます。」






















雲雀が草壁に連れられて部屋を出て行ってしばらくした後、麗も部屋を出た。

すでに空は暗くなっていた。







麗「・・・ふぁー・・。」





「・・・あれ?鷹宮さん?」

麗「・・・沢田くん?」




ツナが前方から歩いてきた。




「なんだツナ。彼女か?意外とやるな・・。」
ツナ「ち、違いますディーノさん!!!鷹宮さんはクラスメートです!!」



隣を歩いている金髪の青年はディーノというらしい。




ディーノ「よぉ。俺はディーノ!ツナの兄貴分ってとこだな。」
麗「・・・私は鷹宮麗です。」
ディーノ「麗か。いい名前だな。それに可愛い。」
麗「ありがとうございます。ディーノさんはかっこいいですよ。」


ディーノ「!」




ディーノはそう言われて顔を赤らめた。






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