第6章 2学期
麗「恭弥。」
恭弥「・・・分かったよ。」
スッとリボーンから離れるヒバリ。
恭弥「・・・1分以内に出て行ってくれる?」
ツナ「は、はいぃぃぃいいっ!!!」
ツナは慌てて獄寺と山本を引っ張って応接室を飛び出す。
窓枠を見ると、すでにリボーンはいなかった。
恭弥「・・・ねぇ、何でここに来たの?」
麗「応接室に部外者が来たって噂を聞いて。」
恭弥「・・・そう。」
麗「今度張り紙でも作っておこうか?」
恭弥「いい。また来たら咬み殺すだけだから。」
麗「程々にしてね?」
そう言って麗はソファーに座った。
麗「今日は、紅茶淹れてほしいな。」
恭弥「・・今日だけね。」
そう言って雲雀はスタスタと移動してカップを取り出す。
麗「恭弥はやっぱり優しいね。」
恭弥「そんな事言うのは君くらいだよ。」
麗「だって恭弥、話す前に咬み殺しちゃうからだよ。」
クスクスと笑う麗につられて笑う雲雀。
恭弥「仕事は順調?」
麗「御陰様で。・・・恭弥、緑化委員会に圧力かけたでしょ?何にも言ってこなくなっちゃったよ?」
恭弥「ならいいじゃない。」
麗「折角面白いと思ったのに。」
恭弥「・・・君って変わってるよね。」
麗「あ、それはよく言われるよ!」