第6章 2学期
パラパラと書類の確認をしていると、コンコンッとノックがされ、返事をする前に扉が開いた。
麗「?草壁さん??」
草壁「応接室で委員長が暴れているので、止めてほしいのですが・・・今お時間いいですか?」
麗「・・・原因は?」
草壁「部外者が応接室に入って来たから、と聞いています。」
麗「・・・分かった。行くよ。」
書類を机に置いて部屋を出る麗。
草壁「すみません麗さん。ご迷惑おかけして・・・。」
麗「いいのいいの。草壁さん見回りの途中ですよね?行って来ていいですよ。」
草壁「・・・分かりました。委員長の事、宜しくお願いしますね。」
そう言って草壁は来た道を戻って行った。
麗「・・・あー・・応接室を風紀委員会が使うって張り紙でも貼らなきゃいけないのかな。」
応接室に辿り着くと、何やら暴れている音が聞こえる。
コンコンッと一応ノックをしたものの、返事はない。
麗「・・・入るわよー?」
ガチャッと部屋に入ると、パンツ一丁の男の子が恭弥の頭をスリッパで叩いた所だった。スパァンッ!といい音がした。
恭弥「ねぇ・・・殺していい?」
よく見ると、パンツ一丁の男の子は沢田君だった。
家具が壊れたりすると後片付けが大変だろうと思って、パンパンッと手を叩いて部屋に入る。
麗「はい、両者そこまで。暴れるなら校庭に出てやってくれない?」
恭弥「・・・君、いつからそこに?」
麗「さっき。はい、沢田くんも服を着て。」
スッと服を渡すと、沢田君はハッとしたように慌てて服を受け取った。
麗「さっきも言ったけど、暴れるなら校庭。ここの家具、高いんだよ?」
恭弥「そいつは殺す。」
恭弥が鋭い目で沢田君を睨んでる。
ツナ「ヒィッ!!」
「悪ぃが、お開きにしてもらうぞ。」
聞いた事のある声だと思ってみると、リボーン君がいた。
恭弥「・・・部外者は立ち入り禁止だよ。」
ヒュッとリボーン君に攻撃を加える恭弥。けれど、リボーン君は十手で受け止めた。
恭弥「・・・ワォ。素晴らしいね、君。」