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ラベンダーに誘われて

第6章 2学期







麗「教頭先生の許可は頂いています。それに、使っていなかった部屋を掃除して使うのですから、問題はないかと。」
緑化1「じゃあ俺達も応接室が良かったんだけど?生徒会長?」
麗「緑化委員会は室外での活動が多いため、1階の部屋にさせて頂きましたが。」
緑化2「そんなの、屋上にプランター置いてやる事だって出来るくね?」
麗「花壇は1階にありますよ。」






恭弥「・・・ねぇ。君たちは仲良し委員会なの?代表は各委員会一人のはずだけど。」

緑化3「緑化委員会は特別なんです。」
緑化4「そうそう。地球温暖化の事とかもあるし。」
緑化2「意識が高いんです。俺達。」



恭弥「・・・ふぅん。そう。」

麗「・・・本当に意識が高い人達は指示に従います。それに、この場で緑化委員会が特別であるとは考えていません。委員長以外は廊下でお待ち下さい。」
緑化1「始める時は何も言わなかったくせに、ヒバリさんが文句を言ったら追い出すんだ?ヒバリさんの機嫌伺いのために生徒会長は存在してるんじゃねぇぞ。」



いら立ちを隠そうともしない緑化委員会の人。



麗「知っていますよ。始める際に何も言わなかったのは、貴方達が無害であると考えていたからです。しかし、貴方達は部屋割り1つで文句をたらたら流して話を進めさせて頂けないので、自分の考えを改めさせてもらいました。」

緑化3「・・・黙って聞いてりゃ随分な言いようだな。」
麗「騒ぎたければ他の教室でやって下さい。ここでそんな事をされては迷惑です。」



緑化2「・・・お前、1年で生徒会長だからって調子に乗ってねぇ?」


ガタンッと立ち上がり、麗の傍までツカツカとやってくる緑化委員会の一人。




緑化2「聞いてみれば、ヒバリさんの推薦だとか。調子乗ってんじゃねぇぞガキ。」


雲雀はイラッとした様子を隠す事なく窓枠から降りようとした。




麗「調子に乗っているのは貴方達です。ここはそんな事を言うために設けられた場ではありません。」
緑化2「あ?いつ俺達が調子に乗ったって?」
麗「現在進行形ですね。」






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