第5章 夏休み
それからハルが来たりビアンキが来たりしたけど、誰も解けなくて、というかビアンキが大事なのは愛よ。とか言ってプリント破っちゃうし・・・!!
「ん・・・。なぁに・・・?」
寝ぼけた声が聞こえて、ハッと振り返ると、鷹宮さんが目を覚ましていた。
ハル「はひっ!?誰ですかこのスーパービューティー美少女は!!?」
武「おぅ鷹宮。おはようさん!」
麗「・・・あ・・ごめんなさい。勝手に寝ちゃって・・しかもベッドも借りちゃって・・。」
ツナ「う、ううん!!!気にしないで!!眠れたなら良かった!!」
武「なぁ鷹宮。寝起きで悪いがこの問題分かるか?」
そう言って山本がプリントを見せる。
鷹宮さんは起き上がってプリントを見る。
麗「・・・これが出来なかったら、どうなるの?」
武「落第なのな!」
キッパリと簡潔に答える山本。・・・いや、間違ってないんだけど・・。
麗「・・これは解けなくていい問題だよ。有名大学の入試問題みたいなものだから。」
ツナ「んなーーーっ!?そんな物解かせようとしてたのーーー!?」
麗「ちなみにこれはネコジャラシの公式とか使って・・・4になるの。地道に中学校で習った式で解こうと思えば解けない事もないけど、凄く時間がかかるの。」
リボーン「流石だな。合ってるぞ。」
ハル「はひっ・・・よく分かりませんけど凄いです!!!こんな問題解けるなんて!!!」
合ってるの!?というか何でそんな問題解けるの鷹宮さん!!?
武「流石だな!サンキュ!鷹宮!!」
麗「これくらいなら・・・。」
隼人「調子に乗るなよ転校生!十代目の右腕はこの俺だ!!」
麗「・・何の話・・・?」
奈々「ツー君ー?そろそろご飯食べなさーい!!」
麗「・・・もうそんな時間・・?ごめん、私そろそろ帰らなきゃ。」
ツナ「あ、うん!今日はありがとう!!」
麗「こちらこそありがとう。おかげで宿題が終わったわ。」
鷹宮さんはそう言ってパタパタと部屋を出て行った。
ツナ「・・・というか、鷹宮さん宿題終わったの・・!?」