第5章 夏休み
「ちゃおっス。」
麗「・・・誰?」
ツナ「リボーン!!」
沢田くんの部屋に入ると、見知らぬ子がいた。
リボーンくんというそうだ。
リボーン「俺はリボーンだ。コイツの家庭教師をやってるぞ。」
明らかに沢田くんより幼いのに家庭教師・・・?あぁ、ごっこかな・・?
麗「鷹宮麗です。お邪魔しますね。」
リボーン「あぁいいぞ。」
ツナ「リ、リボーン!!余計な事すんなよ!!」
リボーン「言っただろ。口出しはしねぇ。」
そう言ってリボーンくんは部屋のベッドに座った。
ツナ「あ、えっと・・・鷹宮さんも宿題するよね?そこの机使っていいよ。俺達、こっちでするから。」
麗「え、いいの?」
ツナ「う、うん!俺達で多分こっちの机いっぱいにしちゃうから・・・。」
麗「・・・じゃあ、お借りしようかな。」
ピンポーンとベルがなり、沢田くんはバタバタと降りて行った。
麗「・・・宿題終わりそうだなぁ。」
リボーン「鷹宮麗。ファミリーに入らねぇか?」
・・・何のファミリーなんだろう?それとも、普通に家族って事かな??
麗「何の??」
リボーン「俺は、ツナを立派なマフィアのボスにするためにイタリアから来た。そのマフィアはボンゴレファミリーって言うんだ。山本も獄寺もファミリーだぞ。」
麗「・・・マフィア、か・・。」
ごっこか何かだと思ってたけど、この子随分真面目に話するし・・・実は本当なの、かな・・?獄寺くん、ダイナマイト持ってるし。
麗「・・・。」
リボーン「俺の愛人でもいいぞ。」
・・・ん?愛人?
麗「・・・意味が分かってて言うのなら、そう簡単に言わない方がいいよ。」
リボーン「本気だぞ。」
麗「・・・私今まで一度も彼氏がいなかったから、愛人よりも先に彼氏が欲しいかな?」
ガチャッと部屋の扉が開いて、沢田くんが山本くんと獄寺くんを連れて戻って来た。