第5章 夏休み
麗「あー・・・夏休みかぁ。」
恭弥「成績は聞くまでもないだろうけどどうだったの?」
麗「良好デス。」
ポイッと投げられた成績表。5段階評価でほとんど5、たまに4の数字がみられる。
恭弥「・・・良好どころか絶好調だね。」
麗「4の授業は何が足りなかったんだろうなー・・・。」
恭弥「寝てたとかじゃないの?」
麗「あぁ、なるほど。」
クーラーが利いていて涼しい生徒会室では、暑さなんて知らない。
麗「2学期の催し物、私が決めちゃっていいの?」
恭弥「いいよ。僕はどうせ参加しないから。」
麗「そっか。じゃあ組体操も入れてしまおう。放送委員会は2学期になったら呼ばないといけないかもなぁ。」
恭弥「・・・ねぇ、君。宿題はいつやる予定なの?」
麗「暇な時間が出来た時にでも。」
カタカタと打ち込み、書類を作成している麗。
恭弥「ならいいけど。」
麗「・・・よしっ。出来た。」
ウィーンとコピー機が作動して、プリントを取り出す麗。
麗「1学期の仕事はこれで終わり。2学期の仕事も少し終わってるし・・・帰るね。」
恭弥「倒れずに帰ってね。」
麗「分かってるって。じゃあまたね。恭弥。」
恭弥「またね。」