第4章 野球
武「鷹宮っ!!」
呼ばれて、くるりとそちらの方へ向く。
麗「・・・なに?」
武「・・・サンキュ。引っ張り上げてくれて。」
麗「当たり前でしょ。じゃなきゃ死んじゃうじゃない。」
武「ははっ!そうだな!!」
麗「後は二人で話しなね?」
麗が屋上を去ったあと、リボーンが姿を見せた。
ツナ「リボーン!!またお前は勝手に学校に入ってきて!!」
リボーン「ツナ。アイツは何をした?」
ツナ「アイツって・・・鷹宮さんの事?山本を両腕で引っ張り上げてたよ?その反動で鷹宮さんが落ちそうになってたけど・・。」
リボーン「・・・そうか。」
リボーン「・・・鷹宮麗。調べてみるか。」
麗「・・・恭弥?」
恭弥「風紀委員から聞いた。何やってるの君?」
麗「学校で自殺者を出さないようにしたんだけど・・・?」
恭弥「そのせいで君が落ちそうになったんだよね?・・・足庇ってるのそのせいでしょ。」
麗「・・・何でわかるのかなぁ・・。」
恭弥「手当てさせる。足出して。」
麗「・・・はーい。」
草壁「・・・よく歩けてましたね・・?」
麗「・・・そんなに酷い?」
草壁「えぇ。しばらくは安静にして下さいね。」
麗「・・・分かったよ。」
ふて腐れてしまった麗。
恭弥「無茶するからだよ。」
麗「無茶なんてした覚えないもん・・・。」
恭弥「・・・。」
麗「・・・大人しくしてたら早く治る?」
草壁「そりゃあ、そうですけど・・・。」
麗「じゃあ大人しくしてる。」
そう言ってくるりと椅子の向きを変えてカタカタと仕事を始めた麗。
草壁「・・・。(仕事をしているのは大人しいんですかね・・?)」