第18章 未来
超ツナ「Xバーナー・・・!!」
あぁ、死ぬんだ。
そう思ったら、何も怖くなくなった。
「白蘭っ!!」
「麗っ!!行ってはいけません!!!」
視界の隅に入ったその姿。
白蘭「・・・麗、チャン・・。」
麗「また会いましょう!!!」
あぁ、やっぱり、麗チャンなんだね。
若くても、君はずっと、変わらなかったんだね。
白蘭は、炎に包まれていった。
白蘭「やぁ、僕は白蘭って言うんだ。君は?」
麗「麗。鷹宮麗よ。初めまして。独りぼっちの青年君?」
白蘭「!・・・へぇ。いい名前だね?」
麗「貴方、見たところ何ともないわね。車いす生活の私に何か用かしら?」
きょとんとした顔で白蘭を見上げる麗。
白蘭「んーん。知り合いが入院してるから来たんだけど、一人でいるから話しかけてみただけ。」
麗「そう。話し相手くらいにはなってあげれるわよ。」
白蘭「・・・また会ってくれるって事でいいのかな?」
麗「えぇ。いくらでも会ってあげるわよ。」
白蘭「・・・ねぇ、どうして、独りぼっちの青年て呼んだの?」
そう問うた白蘭に優しく笑って麗は答える。
麗「この世界も、捨てたもんじゃないわよ。青年。」
白蘭「・・・!」
麗「ふとした瞬間に鮮やかな色を放つわ。この世界に慣れろとまでは言わないけれど、この世界を見てみなさい。」
白蘭「・・・ははっ。そんなに命令口調で言われたの初めてだなぁ。」
麗「あら。嫌だった?」
白蘭「全然!また来るよ。」
麗「またここで会いましょう。」