第18章 未来
恭弥「ねぇ。麗はどこ?」
入江「え・・・?」
恭弥「とぼけないで。10年後だか何だか知らないけど、麗はどこ?」
入江「え、えーと・・・!!た、鷹宮さんは・・。」
冷や汗をガンガン垂らして入江は戸惑う。
日本ではツナ達がメローネ基地に侵入し、入江と出会い、入江が敵でない事を知ったところだった。
ツナ「!入江さん、麗ちゃんの事何か知ってるんですか!?」
武「本当か!?」
入江「え、えーと・・・。」
恭弥「いいなよ。麗は何処?」
「いなくなっちゃったんだ。骸クンのせいで。」
突然流れた第三者の声。
ツナ「だ、誰!?っていうか骸!?」
入江「この声・・・白蘭さん!!」
白蘭「正解♪正チャン、酷いや。僕を裏切るなんて。」
入江「そ、それより今なんて・・・!?」
白蘭「骸クンが麗チャンを外に放り出しちゃったんだ。全力で探させてるけど、見つかってない。」
入江「そ、んな・・・!!」
白蘭「まさか正チャン・・・麗チャンにも何かしたの?」
入江「・・・。」
ニッコリと笑っていた白蘭が、突如真顔になった。
白蘭「いいなよ正チャン。麗チャンに何かしたの?あともう少しだったのに。」
入江「・・・。(おかしい・・・!時間的にはすでに入れ替わっているハズなのに・・・白蘭さんが鷹宮さんの異変に気付かないわけがない!!なら・・失敗した?そんなバカな・・・!!?)」
白蘭「・・・まぁいいや。正チャンより先に麗チャンを見つければいい話だもんね♪」
リボーン「麗に何させる気だ?」
白蘭「んー・・・?麗チャンはねぇ。7³を完璧にする為には必要な存在なんだ♪」
ツナ「・・・7³・・?」
白蘭「女王の指示は絶対だ。それがボンゴレであろうとなかろうとね。・・・麗チャンは絶対に渡さない。そこはもういらないね。」
ブツッと切られた回線。
入江「・・・!ヤバイ!!皆一か所に集まって!!」
ツナ「ど、どういう事ーーー!?」
入江「後で説明するから!!!」