第16章 リング争奪戦
恭弥「・・・ねぇ、本当に行くつもり?」
麗「うん。大丈夫。」
恭弥「・・・そう。」
麗「何かあったら恭弥呼ぶから、さ?」
ニッコリと笑ってそう言う麗。
恭弥「・・・わかった。」
麗「いこっ。下で皆待ってるし。」
カタンッと立ち上がり、扉を開ける麗。
恭弥「・・・そうだね。」
ツナ「あ!鷹宮さん!雲雀さん!!」
武「なんだ、今日学校にいたのか?」
麗「仕事溜まってたからねー。」
ツナ「あ、の・・・体調、大丈夫?」
麗「大丈夫。仕事出来たし。」
ツナ「(基準それでいいのーーー!?)」
チェル「それでは、大空のリング戦を始めさせて頂きます。守護者候補の皆さんはこちらをお付けください。」
そう言って渡されたのは腕時計のようなもの。
麗「・・・。」
それぞれが着け、リング戦の行われた場所に向かう中、麗は閲覧席のある運動場の方へと呼ばれた。
チェル「麗様はこちらに。」
スッと指差す先には玉座があった。
麗「・・・そこに座ってればいいの?」
チェル「はい。先ほどの物は装着して頂けているようなので。」
麗「・・・そう。」