第16章 リング争奪戦
ツナ「!鷹宮さん!!」
麗「あ、沢田君達。」
校門を通り過ぎようとしたら、バッタリ出くわした双方。
ベル「姫ー行こうぜー?」
麗「ベル君達先行ってて?後で行くから。」
ベル「姫は今こっちのチームだろー?いいじゃん別に。」
麗「次頼まれても料理しないからね。」
ベル「ちぇっ。・・・待ってるから。」
麗「うん。」
ヴァリアーの人々が去ったのを確認してから麗はツナ達に近寄る。
ツナ「その・・・大丈夫?何かされたりとかしてない?」
麗「晩酌くらいかな。」
ツナ「ば、ばんしゃく??」
麗「何ともないよ。大丈夫。」
隼人「・・・悪ぃ。俺が、アイツに負けたから・・。」
麗「大丈夫だって。獄寺君が生きてて良かったよ。」
隼人「・・・!」
武「・・・今日は、俺が戦うのな。絶対勝つから・・・だから、」
麗「勝負は気にしないよ、私。」
ツナ「・・・え・・?」
麗「生きて、戻ってきなさい。」
武「・・・!分かったのな、会長。」
麗「それが分かるなら、行っても大丈夫ね。」
くすりと笑う麗。
ツナ「・・・鷹宮さん・・。」
麗「それじゃあね。」
スタスタと麗はヴァリアーの消えて行った方へと歩いて行った。
武「・・・鷹宮、何ともなさそうだったのな。」
ツナ「うん、そうだね・・・。」
リボーン「あいつの役目は女王だ。そう簡単にあいつらも手を出さないだろ。」
「麗様。」
麗「・・・チェルベッロ。何?」
チェル「今宵の勝負は校舎内で行います。こちらへ。」
麗「・・・私、今はヴァリアー側なのでしょう?ヴァリアー側にいるから。」
チェル「これは命令です。」
麗「実力行使は頂けないね。・・・どうせ眠らすんでしょう。どこにいたって同じ。」
チェル「!」
麗「居場所は、自分で決める。勝手に決めないで。」
チェル「・・・申し訳ありませんでした。女王。」