第4章 もう、逃げない。
リナリー『もう、平気だと思いました。
でも、見た途端“あの日”のことが
頭を過ぎって怖くなって』
クロス『お前はもうあの部屋に行かなくていいんだ。
だから、無理するんじゃねぇ
泣きたきゃ泣け』
リナリー『違うの元帥
私、私は』
リナリーはクロスから離れると
自分の奥深くに眠らせた過去を思い出そうとする
震えが止まらずその場に崩れ落ちる
リナリー『強くなったのにッ』
クロス『無理に話すな、
俺は何も聞かねぇ
だから、来い』
クロスはリナリーに腕を広げると
リナリーは泣きながら抱き着く
クロスは何も聞かずにリナリーを抱き締めて頭を撫でた。