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ヒーローはどうしても私を可愛たがるようで。*ヘタリア*

第1章 ハンバーガーの人。


米「じゃ、今日はありがとなっ‼」
やっと食べ終わり、(あれから2時間…)帰ることになった。
あんだけ食べられる胃袋はどこに…

藍架「いや、こっちこそ…」

現在PM7:23

辺りは真っ暗。

米「じゃ、送るよ!家どこだい?」
藍架「え、送るって…そんな、いいよ別に気遣わないで」
米「気なんて遣ってないぞ!こんな夜道女の子ひとりで歩かせるわけには行かないしなー」

この人からそんな紳士的な発言が出てくるとは…。

藍架「大丈夫だよー じゃ、そういうことで。ばいばい」
米「あっ …バイバイ…なんだぞ」

藍架(なんだ、止めないのか…)

…ん、ん?

今私は何期待してた…!?
別に、送ってもらいたいとは思ってない(と思う)のに…。


思わずアルフレッドくんの方を見てしまう。

米「ん?なんだい?」
藍架「いっ いやっ…なんでも…ない」
米「…ほら、素直に言わないとわからないだろーっ」
そんなことを言いながら私のほっぺをつねる。

藍架「…帰る。ばいばい」
米「そっかー。じゃあ、また明日なー」

そう言って私と反対方向の道を行ってしまった。

藍架(いや、別に期待してないから。)




…アルフレッド君の方からくすくす笑う声が聞こえる。
……あいつ馬鹿にしやがって…。

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