ヒーローはどうしても私を可愛たがるようで。*ヘタリア*
第2章 宿泊行事(仮)にて
藍架「じゃあ、私から…?」
米「いっ、いや!俺から言わせてくれ!;」
藍架「え?いいけど」(どうしたんだろう…?)
でも、いくら"シュミレーション"と言っても、やっぱ緊張する。
聞いてる方も。
米「じゃあ、言うぞ…?」
藍架「はっ…はは、は、はい!!」
とても居心地のいい風が吹く。
米「好きだぞ。付き合ってくれるかい?」
迷いのない目でじっと見てくる。
藍架「…………」
米「ちょ、ちょっと、なんで黙るんだよ!//;なんか恥ずかしくなるだろ…///;」
藍架「ごめん…、なんか、直球で吃驚した…///」
米「そ、そうか…//」
何、この初恋みたいな空気は…。
藍架(あ、考えてみたら、初恋…なのかも…)
米「ほらっ 君も言ってくれよ!」
藍架「えぅ、う、うん!えと…言うよ?」
小さく首を縦に振るアルフレッド君。
真剣に聞いてくれようとしているのがもろに伝わる。
言おうと決心し、口を開こうとするけどなかなか開かないし唇も震えている。
藍架「……ある、アルフレッド君、のことが私は…っ もごっ!?」
私の口をアルフレッド君が手で塞いだ。
藍架「どうしたの…?」
米「…も、もう十分だから、十分緊張したんだぞ…///」
藍架「え、でもまだ言ってないけど…」
米「いや、本当、十分分かったから!君からの言葉は遠慮しとくよ…」
藍架「…何それ…何気に傷付く…。」
米「ちっ 違うぞ! 君があんまり恥ずかしそうにしているから…なんか、可愛くて…//;じゃなくて!// こういうのは女の子に言わせるものじゃないんだぞ!だから気にしないでくれ!///」
藍架「そういう事を、好きでもない人に軽く言わない方がいいよ?アルフレッド君のことを好きな人が嫉妬しちゃうしさぁ。」
ちょっと嫌な感じ。私。
なんでこうやって言ってくれたことに対して素直になれないんだろう。
米「えいっ」
私にでこピンした。
藍架「痛っ…;」
米「俺が怒るぞー」
…?