ヒーローはどうしても私を可愛たがるようで。*ヘタリア*
第2章 宿泊行事(仮)にて
-25分後-
米「はぁっ…はぁっ…… こんなところにいたのかい?」
藍架「そんなに息切らしてどうしたの!?まさか、また探してたんじゃ…」
米「そのまさかだぞ」
アルフレッド君は、汗を流し、息も切らしている。
それなのに、無理に笑顔を作っている。
藍架「ご、ごめんなさい!本当、今日だけで2回も探させちゃって…」
米「いや、気にするな!俺もなんか部屋から出たくてなぁ。助かったぞ」
藍架「? マシュー君と何かあったの…?」
米「いや、なんでもないぞ。 それより、呼び出したりして何かあったのかい?」
急に真面目な顔になるアルフレッド君。
不覚にもドキッとした。
藍架「いや…舞季ちゃんと同じ部屋なんだけど、なんか怖くて… あはは、なんでだろうね。」
米「………喧嘩でもしているのかい?さっき、君のこと心配して俺にメールしてきたぞ?」
藍架「…………アルフレッド君さ、告白とか、された…?」
米「告白かわからないけど、今日なんか、舞季に言われたなぁ。『好きだ』って。 これって、告白なのかい?」
もろに告白じゃないですか!
好きって時点で気づかない方がおかしい!
藍架「それ、告白だよ…。ドキドキとかしなかった?」
米「ん?別にしなかったぞ?なんでだい?」
藍架「だって…好きだ、って言われてるんだよ?ドキドキするに決まってるじゃん!じゃあさ…」
変な好奇心が湧いた。
藍架「…もしね、もし!私が、アルフレッド君に、好きだよーって言ったら、どう思う?もしだよ!」
考え込んで、
米「…………想像出来ない。 だから、言ってみてくれ!」
藍架「えっ…えぇ!?/// な、なんで!?」
米「聞いてみたいからさ。じゃあ、俺も言うか?(笑)」
…………それは聞いてみたい気がする。
そして、どう言うわけか、お互いに告白のシュミレーションをすることになった。