ヒーローはどうしても私を可愛たがるようで。*ヘタリア*
第1章 ハンバーガーの人。
いや、今はそんなことよりお腹減った。
お腹減った…。お腹減ったぁー…。
お腹と背中がくっつくっていうたとえがものすごくわかる…。
藍架(腹減ったーー‼誰かごちそうしてくださぁーいっ‼)
なんてね。
藍架「とりあえず本当お腹減った…。なんか食べたい…。(ハンバーガーだとなおよろしい。)」
米「なんだぁ。お腹すいてたのかい?素直にそういえばいいのにぃ。」
藍架「Σな、なんでいるの!?」
米「ついてきたんだぞー」
藍架(……なに考えてんだかわかんない、本当。)
今の私にはこの人の存在より、その持ってるハンバーガーの存在の方が大きい…。食いてぇ。
米「ん?なんだい?そんな顔して。食べたいのかい??」
藍架「………いや、別に」
米「…本当にかい?」
すっごい疑いの目で見てくる。
なんなんだ。コイツは。そんな目で見んな。
米「食べたいって、素直に言ったら、あげるぞ?ハンバーガー」
藍架「えっ」
ついそそられてしまった。
米「いらないのかーい??」
藍架「………からかってるの?」
米「いやぁ?別にぃ? それより、ほらほら‼」
私の目の前にハンバーガーを出してきた。
そして、すっごい笑顔…。
藍架「…………………」
よだれが出るほど食べたい…。
いや、もう本当、よだれどころじゃすまない。
今日は朝時間無くて朝ごはんも食べてないから…。
藍架「…くだ、さい……。」