ヒーローはどうしても私を可愛たがるようで。*ヘタリア*
第1章 ハンバーガーの人。
私は立ち上がり、指をさして
「あっ ある、…アルフレッド・F・ジョーンズ‼‼ くん‼」
と叫んでしまった。
教室にいるみんなが私を不審な目で見てる。
あぁ…終わった。いろんな意味で。
だけどむこうはなに構わず私に話しかける。
米「あぁ、俺のこと知ってたのか!いっつも教室で一人だからさぁ、俺のことも知らないかと思ってたよー‼HAHAHA‼」
藍架(随分と明るい口調で傷口を抉られた……。)
まあ、この人に悪気は無いんだろうけど。
米「君は確かー…穂神藍架、だったよな…?」
藍架「……な、んで知ってるの…?」
米「えぇー…?なんでって聞かれてもなぁ… 可愛いなぁ、と思ってたから。かな」
…ん?んん!?
藍架「今、なんて…」
米「だからぁー…可愛いと思ってたからだっていってるだろう?」
藍架「君は、ほぼ初対面のやつに何を言っているの?」
ここはやっぱり照れておくべきだったのかな。
素直じゃないな。私は。
米「思ったことをそのまま言っただけだぞ??初対面だからって、関係ないさー!」
藍架「………………あっそ。」
そして私はその場を離れ、人のいないところに行った(逃げた)
顔全体が熱い。
あいつはなんなんだ。無神経なのか、ただ私をからかったのか。
・・・・・・本当にそう思っているのか。
訳がわからない。