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ヒーローはどうしても私を可愛たがるようで。*ヘタリア*

第1章 ハンバーガーの人。


-放課後-

藍架「あ…あの、ちょっといい…?」

アルフレッド君の背中を軽く叩いた。
肩までは高くて届かない。

米「ん?なんだい?」
藍架「班、のことなんだけど…」
米「あぁ、それがどうしたんだい?」

なんか告白するってぐらい緊張する。

藍架「……一緒…に」
米「一緒に?」
藍架「……私の言いたいこと分かるよね…?」
米「わかんないなぁ だから、最後までちゃんと言ってくれ」

この間私も同じようなことしたから、私が言わないっていうのはずるいよね…。

藍架「く、…組みませんか…?」
米「うーん…。どーしよっかなー」

アルフレッド君、人気者だもんね、こんな風に言われるのなんて把握済み。
それを承知で言ってる。…つもり。

米「そんな顔しないでくれよー…断るわけないだろ?俺も誘うつもりだったんだからな! っていうか、俺が誘いたかったのに…。」
藍架「え…嘘…」
米「何も嘘何てついてないぞ?あと誰誘うか?」
藍架「あっ…え、えっと…ましゅ、マシュー君…とか…」
米「マシューかぁ…。別にいいけどー…でもなぁー…」
藍架「……………」
米「? どうしたんだい?」
藍架「なっ なんでもないっ…よ… 本当」
米「動揺してるのかい?」
藍架「違…わない…。」
米「…どっ、どうした!?なんか素直じゃないかっ!;」

本気で焦りだすアルフレッド君。
そんなに私変かな…


藍架「…動揺してるし、なんか緊張してる…。変…?」
米「変じゃない! むしろ…。   そ、それで!班のことだろ!一緒に組むってことで!ほかに入れる人も考えとくな!じゃ、俺帰る! Good bey!」

早口でそう告げて教室を飛び出して行ってしまった。


藍架「……………ばっ…ばいば、い…」
私からアルフレッド君の角度じゃよく顔が見えなかったけど、耳まで赤く染まっていた。
アルフレッド君の顔が。

ちょっとは、自惚れてもいいのかな…?
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