ヒーローはどうしても私を可愛たがるようで。*ヘタリア*
第1章 ハンバーガーの人。
どのくらい時間が経ったんだろう。
わかんないけど、心拍数が上がっていることは確か。
だんだん電車の中も混んできた。
電車が止まった。
藍架「あ。着いた…。 えっと、じゃあバイバイ!今日はありがとね」
電車のドアが閉まろうとした。
米「…っと!言うの遅いぞ!あとちょっとで閉まるとこだっただろー」
藍架「え…?ここでバイバイじゃないの?」
米「家まで送るって言ったじゃないか‼ ほら、どこだい?」
藍架「こっから遠いよ…?」
米「じゃあなおさらだぞ!」
なんで、アルフレッド君はそんなに私にやさしくするの?
藍架「じゃあ、お願い…します」
二人とも意味もなく無言で歩いていた。
米「ふぁぁ~… 眠いなぁ…」
藍架「眠いんだったら、わざわざ朝早くから電話しなくてもいいのに… なんで電話なんかしたの…?」
米「だからぁー… 言ったじゃないか、朝に!電話した理由…。」
藍架「…………なんだったっけ?」
ちょっとからかってみる。
米「…えっ…え…? いや、覚えてんだろ?」
藍架「覚えてなーい。」
米「…だ、だから、嫌がらせだって言っただろー…」
藍架「…あっ、そうだった…そうだった…。…………」
あ、ちなみに、覚えてます!←
米「…いや、嫌がらせじゃないぞ… だから、そんな顔しないでくれよー…;」
藍架「嫌がらせじゃないんなら、何…?」
いつもからかわれてるから反撃開始っ!