第11章 本当は【カラ松+一松】
一松「なんかさ、あんた、前シたときよりも胸でかくなってない?」
「え……ッ」
一松「俺たちに揉まれすぎて成長したの?」
「う…やあッ!」
ますます激しい力で揉みしだかれて、膣がひくりと痙攣した。
やばい…
今ので軽くイッてしまったみたいだ。
「も……いやだ…っ」
これじゃあ、本当に一松くんが言う通り、淫乱みたいだ。
それもこれも、一松くんのせいだ……
「ひどい……っ」
一松「ひどい? そんなこと言って、身体は正直だけどね」
「ひうッ……!?」
突然、指でクリトリスを摘まれて、声がうわずる。
「あッ……そ、そこ…だめ!」
一松「それって、イイってことだよね?」
「ちがう…っ、ほんとうに、だめだからぁ……っ!」
一松「いーじゃん、そのままイけば」
やばいよ……本当にイっちゃいそう。
わたしは、一松くんの背中にしがみついた。
切ない気持ちと愛しい気持ちと恥ずかしい気持ちと、色々な感情があふれてきて、耐えきれず、しがみついた一松くんを抱きしめる。
いつもそう。
わたしは、絶頂を迎えるこの瞬間だけ、目の前にいる人をとても愛しく思ってしまう。
「一松くんッ……一松くん!」
一松「……なに、さくら」
「いちまつく……わたし、もう……ッ」
イっちゃう。
そう言おうとした、そのときだった。
がらりと音をたてて部屋の扉がひらいた。
その音で、わたしは現実に引き戻された。
「え……?」
首を回して、扉をあけた主を見る。
「あ……う、うそ……カラ松くん……ッ」
カラ松くんは、扉に手をかけたまま、呆然とわたしたちを見つめていた。
きつく抱き合い愛し合うわたしと一松くんを。