第9章 もっと欲しい【トド松、おそ松】
「よ、よくないよ……!」
おそ松「なんでー? さくらだって本当はトド松とやる気だったんだろ?」
「ち、ちがう! わたしは……トイレについて来てって意味だと思って……」
おそ松「はっ、純情すぎだろ、さくら」
おそ松くんは、わたしの脚をつかむと、大きくひらかせた。
「んんっ……!!」
おそ松「あ……血でてる。なんで?」
「さっき……むりやり挿れられたから……っ」
おそ松「あー、なるほどねえ。すげー痛そう」
おそ松くんの指が、血が流れ出るそこへグイッと突き立てられた。
「んああっ! あ、ぐっ……!!痛いっ!」
おそ松「へえー、そうなんだ?」
おそ松くんの顔を見れば、彼は目に妖しい光を灯して笑っていた。
やだ……なに?
怖い……
「おそ松……くん?」
おそ松「トド松も怒ってたけど、実はオレもけっこう怒ってるんだよね」
「え……?」
おそ松「チョロ松と一松から聞いたよ? どこかに電話しようとしたんっしょ?」
「あ……」
おそ松「なあ、さくら。どこに電話かけるつもりだったの?」
忘れていた。
本当に怖いのは、チョロ松くんでも一松くんでもない。
見つかったのがたまたま二人だったというだけ。
おそ松「答えらんねーの? オレ、そんなに難しい質問してる?」
下を指でかき混ぜられながら、胸を時折ちゅっちゅっと吸われる。
「はぁっ…は、う」
おそ松「感じてる場合じゃないんじゃない? 早く答えねーと、もっとひどいことするよ?」
「別に……誰に電話しようかなんて……決めてなかった」
おそ松「ふーん? じゃあ、どうして電話しようとしたの? 相手に何を伝えようとしたの?」
「そ、それは……んあっ!?」
ぐりっ、といいところを擦りあげられて、思わず声がうわずった。
「ひぅ…っ、そ、そこ……っ」
おそ松「声、おさえて。みんなに聴こえちゃうよ?」