第50章 ふたりだけの世界《カラ松END》
1ヶ月の間に、カラ松くんは仕事を見つけた。
そして、2人で暮らすためのアパートも借りた。
決してきれいではないし広くもないけれど、わたしたち2人が暮らしていくには十分。
ちなみに、わたしも働きたいと言ったけど、カラ松くんは、危険だから無闇に外出しないでほしい、その分自分がしっかり働く、と言ってきかなかった。
大事にされてるなあ、と思う。
だから、わたしも、1日仕事をして疲れて帰ってくるカラ松くんのために、できる限りのことをしてあげたい……
カラ松「さくら……」
湯船につかるなり、カラ松くんは、わたしの髪の毛をかきあげ、首筋にキスをした。
今の体勢は、わたしがカラ松くんの脚の間に座っているような体勢。つまり、カラ松くんは、わたしにいたずらし放題だ。
「んっ……」
カラ松「さくら、好きだよ……」
耳元で囁かれて、身体が熱を帯びる。
カラ松「さくら、こっち向いて」
「う、うん……」
首だけひねって後ろを振り向くと、その瞬間、顎を掬われて、キスをされた。
唇を割って入ってくるカラ松くんの舌。
お風呂場の中に、舌を吸い合う嫌らしい音と、お互いの吐息の音が響く。
と、キスを続けながら、左胸を触られた。
初めは形を確かめるように優しく、次第に強弱をつけて揉み込まれる。
「んうっ……ふ…あ……」
気持ちよくて、幸せで。
胸が苦しい。
「あ…っ、ん……カラ松くん……」
カラ松「さくら……かわいい。その顔、もっと見せてくれ」
つん、と上を向いた胸の頂を、親指と人差し指で摘まれる。
「んっ……!」
カラ松「さくらの感じた顔、好きだ」
「あっ……そ、そんな……恥ずかし――ひゃうっ」
突然、反対の手で蜜壷をまさぐられて、変な声が出てしまう。
カラ松「ここ、もうとろとろだな」
「あ…あ……やだ……お湯、よごれちゃう……」
カラ松「さくらのこれは、汚くなんかないさ」
カラ松くんは、わたしの膣内に指を侵入させ、まるで愛液を搔き出すかのように指を動かした。
「あんんっ……! う…ちょ、いやぁ……っ」
上と下を同時に愛撫されて、一気に熱が体中を回り出す。