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【おそ松さんR18】君がため

第50章 ふたりだけの世界《カラ松END》




「んうっ……」


反応してしまう身体をなんとか抑えようと、必死にシーツを握りしめる。

しかし、カラ松くんは、容赦なくわたしの下着を引き下ろし、そこに直に触れた。

触れられた瞬間、ぐちゅり、と嫌らしい音がした。


カラ松「……さくら、本当のことを言ってくれ」

「わ、わたしは……っあ、ん」

カラ松「さくら……」


カラ松くんのその声で、わたしははっとした。


カラ松くんは、怒っていなかった。

ただ、今にも泣き出しそうな声で、まるで祈るような顔で、わたしを見つめていた。


「あ……」


わたしは、この人を悲しませている。不安にさせている。

この人の笑顔だけは、守りたかったのに。


「か、カラ松くん……あの……」


わたしは、カラ松くんの指を握った。

そして、意を決した。


「……わたし、全部話すから。本当のこと。だから、ちゃんと座って話そう?」

カラ松「……ああ、わかった」


カラ松くんは、そう言って、わたしの上から退いてくれた。

わたしも、身を起こして、乱れた服をきちんと直す。

そして、カラ松くんに向かい合うようにして、ベッドの上に座った。


「……その、こんなこと言ったらカラ松くんは驚くかもしれないけど、」

カラ松「うん…」

「本当は、……お祖父ちゃんが倒れたっていうのも、ぜんぶ嘘なの」


そして、わたしは、語った。

今までの経緯と、

そして、わたしが何故こんなにも長い間松の家にいるのか、

何故一松くんとあんなことをしていたのかを。




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