第6章 何処にも行けない【十四松、一松】
Side 一松
「い、一松くん……っ!ふあっ、いやああっ」
十四松にイかされたばかりのさくらは敏感で、ちょっと愛撫しただけででろでろになった。
ほんと、なんでこんなにエロいの、こいつ。
一松「僕のこと煽ってるでしょ、あんた」
「ちっ、ちがっ……!!」
一松「そんな感じて乱れてさ、淫乱にもほどがあるよね」
「そっ、そんなこと言わないで……ああんっ」
一松「ひどいこと言われて興奮してるくせに」
罵声を浴びせながら、押し倒したさくらの胸をぺろりと舐める。
胸を口で愛撫しながら、手で下の秘豆をなぶる。
「ああああっ! あああ、いやっっ!!」
一松「声でかすぎ。十四松にも聞こえてるよ、たぶん」
「だってっ……だって、両方されたらっ」
一松「知ってる。あんたが上と下同時にされるの弱いって知っててやってる」
「一松くんっ……い、いじわるっ…ああっ」
さくらの目から涙がこぼれ落ちた。
泣くほど気持ちいいんだ……これ。
一松「でも、そろそろ挿れてほしくなってきたでしょ」
「んっ……わ、わかってるなら、はやくっ」
いつもは強がりのさくらが、おねだりをしてきた。
でも、僕はさくらの言うとおり『いじわる』だから、簡単に挿れてなんかやらない。
僕は、床に足を投げ出して座った。
一松「ほら、自分で挿れてみて」
「そっ……そ、そんな……」
さくらは、困惑した顔で僕を見つめた。
一松「挿れてほしかったら、自分でやってよ。僕は動きませんから」
「う……うっ」
さくらは、泣きそうになりながらも、ぼくのズボンに手をかけた。
そっとズボンと下着を一緒に引き下ろして、目当てのモノを取り出す。
そして、びんびんに重みを増したそれを、物欲しげに見つめた。
一松「……その顔、エロすぎ。そんなに欲しいの、これ」
「……っ、一松くん、きらい」
一松「あっそ。別にいいけど」
さくらは、僕の上に跨がると、自分の入り口に、取り出した僕のそれをあてがった。
そして、そのまま腰を落とし、それをずぶずぶと飲み込んだ。