第45章 可愛い、好き、愛してる【カラ松+一松】
「えっ……やだ、一松くん…なにしてるのっ…?」
一松「なにって……見ればわかるでしょ」
うそ……! また!?
また写真に撮られてるの?
「やだっ…! やめて!」
一松「大丈夫。今回は写真じゃなくて動画にしたから」
「何が大丈夫なの…!? ますます恥ずかしいからやめてっ」
カラ松「さくら、よそ見するな。ちゃんとこっちに集中しろ」
カラ松くんは、わたしのイイところをますます激しく突いた。
「ふぁあッ…からまつくんっだめ……!」
一松「フヒッ……俺、NTRにも興奮するんだよね……だから、さくらがカラ松とヤッてるの最高にたぎる……」
「ああぁ…ッそんな…!」
カラ松「おまえは相変わらず変態だな、一松」
一松「ヒヒッ……どうも」
カラ松くん、どうしてこんな冷静なの…!?
わたしとシてる姿を動画に撮られて、嫌じゃないの?
それとも、動画を撮ることも、ふたりで相談して決めたの?
一松「……あ、てかさ、カラ松」
カラ松「んっ…?なんだ?」
カラ松くんは、腰の動きは止めずに、顔だけ一松くんのほうを向く。
一松「さくらの興奮する言葉、知ってる?」
カラ松「さくらの興奮する言葉……?」
わたしの興奮する言葉……?
なにそれ。そんなの、わたしだって分からないのに。
一松「うん。さくらはドMだから、変態とか淫乱とかひどい言葉にも興奮するけど……でも、なにより、」
一松くんは、身を乗り出して、わたしの耳元に唇を寄せた。
一松「……さくら、可愛い」
「えっ……!?」
不意打ちでそんなことを言われて、きゅんと胸の奥が疼いた。
疼いたのは、胸だけではなく……
カラ松「…今、こっちすごい締まった……さくら、可愛いって言われて興奮したのか?」
「えっ……ち、ちが……!」
一松「あとね、これもさくらの好きな言葉だよ…」
一松くんは、ふたたびわたしの耳に口を寄せ、
一松「さくら、好き……愛してる……」
「……っ!!」
カラ松「また締まった……なるほどな」
カラ松くんは、わたしを見つめて、口角を上げた。
そして、わたしに覆い被さり……