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【おそ松さんR18】君がため

第2章 再会【一松、おそ松+十四松】




「ちょっ……何するんですか!」

『何って、決まってんだろ。謝罪してもらうんだよ』


まさか、謝罪って……


『あ、やっと分かった?』

『じゃあ、覚悟決めるんだな』


男たちの手が、わたしに向かってのびてくる。

抵抗したくても、逃げ出したくても、腕をおさえつけられていて、身動きができない。


「いやっ……やめてっ」


自然と、瞳から涙があふれだし、頬をつたう。

怖い、

怖い、

怖い、

だれか、たすけて


???「あーあ。可愛い女の子に何してるんだか」


ふと、背後で声がして、男たちは動きをとめた。


知らない男の人の声。

さっきまではここに居なかった人の声。


わたしは、首を回してその声の主を振り向いた。


そこに立っていたのは、それぞれ、赤、青、緑のパーカーを着た、まるきり同じ顔をした3人の男の子。


「あ……」


わたしは、彼らに見覚えがあった。


『な、なんだ、てめえら!』


わたしの腕を押さえ付けている男が、少し動揺気味に叫ぶ。


???「それはこっちの台詞なんですけど」


と、赤いパーカーの男の子が言う。


???「オレたちのさくらに何してくれちゃってるわけ?」


赤パーカーは、にったりと口角をつりあげて笑った。

彼の名前は、おそ松くん。

久しぶりに見るその顔に、言い知れない感情が沸き上がる。


???「汚い手でさくらに触るのは、やめてもらおうか」

と、青パーカーの男の子、カラ松くん。


???「そうそう。今大人しくその子を放せば、手荒な真似はしないよ」

と、緑パーカーの男の子、チョロ松くん。


『あァん? てめえら、誰にむかってンな口きいてんだっ!!』

チョロ松「ふーん。さくらちゃんを放す気はないみたいだね」


チョロ松くんが、そう言って笑った、そのとき。

ブロック塀のほうから派手な打撃音と悲鳴がきこえて、わたしはそちらへ目をやった。

すると。



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