第43章 青色《逆ハーEND》
「からまつく……ふ、あッ」
名前を呼びかけた瞬間、蜜壷にカラ松くんの指が滑り込んできた。
カラ松「ここ、もうびしょびしょだな。俺のをシてただけで、こんなに濡れるほど興奮したのか?」
「…っ、ん、そんないじわる言わないで…っ」
カラ松「だって事実だろ? でも、これだけ濡れてたらすぐに挿れても大丈夫そうだな」
そう言って、カラ松くんは、わたしの蜜壷に自身を当てがった。
そして。
「んんッ……!!」
一気に貫かれて、軽くイッてしまった。
膣がひくひくと痙攣し、挿入されたカラ松くんのモノを締め付ける。
カラ松「…あいかわらず、さくらのここ、きつきつだな…っ」
カラ松くんは、苦しそうに顔を歪め、わたしの胸元に唇を寄せた。
「はう…っ、カラ松くんん…ッ」
カラ松「動かすから、つかまってて」
「うん…っ!」
わたしは、言われたとおりに、カラ松くんの背中に腕を回した。
と、太ももを掴まれ、そのまま激しく揺さぶられた。
「はぁんッ…あぁッ…いやぁッ……くっ、あんッ」
奥を突かれるたび、甘い声が口からもれる。
しあわせ……しあわせ、しあわせしあわせ。
カラ松くんとこうして一つになることを、高校時代、どれだけ夢に見ただろう。
会えなくなってから、その想いは自然と消えてしまったけれど、でも、わたしは心のどこかでずっとカラ松くんのことを気にしていた。
その証拠に、わたしは、新しい町で恋をできなかった。
出会いがなかったわけじゃない。いい感じになった人もいたし、何回か告白だってされた。
けれども、その人たちと付き合わなかったのは、きっと、頭の中にカラ松くんの面影がちらついたからだ。
「ん…カラ松くん……っ、好きぃ…っ」
カラ松「ああ…俺も。俺も好きだよ、さくら…っ」
「ね……いっしょにイきたい…っ」
カラ松「ああ、いっしょにイこう……」
わたしは、カラ松くんの背中に爪をたてて、ぎゅっとその身体を抱きしめた。
その瞬間。
カラ松くんのモノが、ナカではじけた。
それに促されるように、わたしも一緒に絶頂を迎えた。
「はあっ…はぁ……からまつくん……」
どちらからともなく唇を合わせ、何度も角度を変えながらキスを交わす。
……幸せだった。
今が、とても。