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【おそ松さんR18】君がため

第43章 青色《逆ハーEND》




わたしは、最低なことをしている。

そんなこと、自分でもわかっている。


最初は無理矢理だったとは言え、6人全員と身体の関係をもち、

カラ松くんに嫌われたくない故に一松くんと付き合って、

純粋にカラ松くんを好きだった気持ちも、今は変わりつつある。


カラ松くんを好きじゃなくなったわけじゃない。

カラ松くんのことは好き。

でも、カラ松くんだけじゃなくて、おそ松くんも、チョロ松くんも、一松くんも、十四松くんも、トド松くんも……みんなのことが好きになってしまっているんだ。


カラ松「さくら……大丈夫か?」

「えっ……」


カラ松くんの声で、我に返る。

見ると、カラ松くんは、不安げな瞳で、わたしを覗き込んでいた。


「ご、ごめん……またぼーっとしてた……」

カラ松「……そういうときもあるさ。今日はもうやめて帰ろうか?」

「ううん……大丈夫。続き、シよ?」


わたしは、カラ松くんの首に腕を回し、その唇に自分の唇を重ねた。


我ながらに大胆だなって思う。

カラ松くんの口に、自ら舌を割り込ませ、そのまま口の中を吸い尽くす。


カラ松「ん……」

「んんっ……カラ松くん……っ」


わたしは、カラ松くんの肩をつかみ、そのまま彼をベッドの上に押し倒した。

いつもと逆の体勢に、カラ松くんは大きく目を見張る。


カラ松「…どうしたんだ、さくら? 今日は上の気分なのか?」

「上の気分っていうか……いつもしてもらってばかりだから、たまにはわたしもカラ松くんに色々してあげたいなって」


わたしがそう言うと、カラ松くんは、ふっと唇を綻ばせた。


カラ松「そうか。嬉しい、ありがとう」

「どういたしまして」


わたしは、カラ松くんの首筋に舌を這わせ、そのまま、きつく吸い上げた。

キスマーク……こうで合ってるかな?

もっと強く吸ったほうがいいのかな?


「んん…っ、ちゅ、ッ」

カラ松「さくら…っ、う」

「……っ! ご、ごめん、痛かった!?」


苦しげな声をもらしたカラ松くんに、あわてて唇を離す。

見ると、わたしが吸った首もとに、赤い痕がついている。


カラ松「あ…いや、ちがうんだ。まさか、さくらからそんなことをしてくるとは思わなくて」


そう言って、カラ松くんは、愛おしげにわたしの頬に触れた。



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