第42章 桃色《逆ハーEND》
トド松「でもさ……そんなこと言ってていいのかな? 今、僕たち、密室にふたりっきりだよ?」
「えっ……?」
腰に回されたトド松くんの手が、すーっと太ももに移動する。
そして、反対側の手が、胸元に添えられた。
「あ……え……トド松くん、まさか、ここで……?」
トド松「うん、そうだよ。だって、せっかくさくらちゃんとふたりっきりなのに、何もしないで帰るなんてむり」
トド松くんは、わたしの耳にふーっと息を吹きかけて、目を細めて微笑んだ。
その笑みは、さっきまでの可愛い笑顔じゃない。
もっと、意地悪で、艶やかで、黒い笑み。
トド松「さくらちゃんってさあ、僕といるとき警戒心なさすぎじゃない? 僕のこと、もしかして男と思ってないんじゃない?」
「そ、そんなことないよっ……」
トド松「どうかなあ……」
トド松くんは、胸に添えた手で、わたしの乳首を服の上から擦った。
「ん……っ」
トド松「硬くなってきた……かーわいい♪」
「いやっ……こんなところで……だめだよぅ」
トド松「じゃあ、カラオケボックスじゃなければいいの?」
「そういう問題じゃ……ひゃうッ」
乱暴に服をまくられて、強く胸を揉まれる。
「ああんっ……だめ…っ、だめだよ、トド松くん……」
トド松「ねえ、さくらちゃん。昨日、一松兄さんとお風呂場でシてたでしょ?」
「えっ……!?」
トド松くん、聞いてたの……?
最後まで誰も帰って来なかったと思って安心してたのに……!
トド松「さくらちゃん、気持ち良さそうに大きい声出してたよね〜。そんなに良かったの?一松兄さんとのセックス」
「う…うう……そんな」
トド松「僕にも、さくらちゃんの大きな声、きかせて? もっと気持ち良さそうに喘いで?」
そう言うなり、トド松くんは、テーブルの上に置いてあったカラオケのマイクを手に取った。