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【おそ松さんR18】君がため

第42章 桃色《逆ハーEND》




そんなわけで、わたしは、今、トド松くんとふたりでカラオケに来ている。


時間は、フリータイムにした。ちなみに、ドリンクバー付き。


「トド松くんって、どういう曲歌うの?」


そういえば、昔は、6人とも歌う曲がバラバラだったな…

おそ松くんは、ミーハーで、いつもそのとき流行りの曲ばっかり。

カラ松くんは、尾●豊の曲オンリー。

チョロ松くんは、マイナーなアイドルの曲とかアニソン。

一松くんは、ヴィジュアル系とかマイナーなロックバンドの曲とかを、ヘドバンしながら歌ってて、

十四松くんは、すっごく意外なんだけど、テンションの高い洋楽ばっかりだったな。

そして、トド松くんは……


「トド松くんって、昔は、カラオケ行ってもあまり歌わなかったよね。いつも飲み物のみながらタンバリンとかで合いの手してたイメージ……」

トド松「あー……たしかにそうかも。でも、大丈夫だよ。僕だって歌える歌くらいあるから」


そう言って、トド松くんは、デンモクを手元に引き寄せ、曲を入れた。


何を入れたんだろう、とわくわくしていると……


「えっ……まじか……」


……まさかの、ディ●ニー!!


トド松くんって、こういうの好きなんだ……

いや、確かに、声に合ってるしかわいいけど。


それから、トド松くんは、ディ●ニーの挿入歌を片っ端から入れて歌っていた。

さすが、あざとプリンス……

女であるわたし以上に女子力高い……






トド松「ふう〜っ、つかれた〜!」


何十曲目かわからないディ●ニーの挿入歌を歌いきったトド松くんは、オレンジジュースを一気飲みして、息をついた。


「さ、さすが、トド松くん……可愛いね」

トド松「えーっ、ほんと? やった、さくらちゃんに可愛いって言われちゃった♡」


トド松くんは、きゅるんと笑みを浮かべて、わたしの腰に手を回した。

そして……



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