第39章 赤と緑《逆ハーEND》
チョロ松くんの顔が、余裕がなさそうに歪められた。
チョロ松「さくらちゃんが悪いんだからね…」
「えっ……はぅ…っ!」
突然、服とブラをまくりあげられたかと思うと、胸を吸われて、自分でもびっくりするくらい大きな声が出た。
「あっんんッ…ちょ、だめ…ッ!」
チョロ松「へえ〜、だめなの? 僕のパーカー使ってひとりエッチしてたのに?」
「もっもう……やだっ…いじわる…」
チョロ松くんの舌が、わたしの下腹部へと下りてくる。
「えっ……ちょ、やだ……っ」
いつも、チョロ松くんは下の愛撫を口でしない。
軽度な潔癖症のチョロ松くんにとったら、きっと、他人の陰部を舐めるなんて、とんでもないことなんだろう。そう思っていた。
けれど、今、チョロ松くんは、それを平気な顔でしている。
「やんっ…! ちょ、チョロ松くん…ッ」
チョロ松「んー?」
「そっそこ……汚いから…! 口でしなくていいからぁ…っ」
チョロ松「なんで? 汚くなんかないし、僕がしたいからしてるんだけど」
「でっ、でも……あんんッ」
チョロ松くんの舌が、蜜壷の中へと侵入してくる。
そして、入り口を舌先で舐め回される。
「ひゃんッ……いやぁ、んあッ」
だめ……だめ、だめだめだめ……
おかしくなる。また、この前一松くんにされたときみたいに、潮ふいちゃう…!
「チョロ松くん…っ、だめえ…ッ!!」
そのときだった。
チョロ松くんの肩に、ひょい、と赤い腕が置かれた。
???「なーに楽しそうなことしてんの? お兄ちゃんもまーぜて♪」
「えっ……あ、え、おそ松くん……ッ?」
チョロ松くんは、わたしのそこから舌を抜き、くるりとおそ松くんを振り向く。
その瞬間、わたしの蜜壷とチョロ松くんの唇に、粘り気のある糸が引いた。
チョロ松「なに、おそ松兄さん? 今いいとこだから邪魔しないで」
おそ松「んな冷たいこと言うなよ〜。いいじゃん、3人で仲良くしようぜ〜」
おそ松くんは、チョロ松くんをぐいっと引き寄せる。
チョロ松くんは、心底鬱陶しげに、その腕を振り払い、溜め息をついた。
チョロ松「…もう、仕方ないなあ」