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【おそ松さんR18】君がため

第39章 赤と緑《逆ハーEND》




「ん…っく…」


指がいいところを掠めて、思わず身体がはねた。

……なにこれ。自分でシてるのに……まるで……


「はう…ぅ…ぃやっ……」


いやいやをするように首を横に振る。

何に対するいやいやなのかは、自分でもよく分からない。

ひとりでシて感じていることへの嫌悪感か、

チョロ松くんのパーカーを使ってシていることへの背徳感か、

それとも、ひとりエッチの演出なのか……


「い…や……っ、んあ…」


わたしは、夢中になって、クリトリスを指先で擦り上げる。

蜜壷から後から後から愛液があふれてきて、わたしの太ももを伝った。


「も…イきそ……あっ、そ、そこ……!」


ぎゅっと目をつぶり、次に来るであろう絶頂に備える。

……と、そのときだった。


突然、チョロ松くんのパーカーの香りが消えた。

驚いて目をひらけば、鼻と口を覆っていたはずのパーカーがなくなっていた。


「……っ、え?」


おそるおそる目線を上げると、そこには、チョロ松くんがいて、緑色のパーカーを片手に、わたしのことを見下ろしていた。


「ちょ、チョロ松…くんッ?」

チョロ松「へえ〜〜、何してるのかな、さくらちゃん?」


チョロ松くんは、すとんと腰を落とし、わたしの顔をのぞきこんでにやりと笑った。


「…あのっ……その、こ、これは……」

チョロ松「大丈夫、答えなくていいよ。でも、こんなの見せられて、僕、我慢できない」

「…えっ?」


チョロ松くんの手が、わたしの腕を引く。

そして、次の瞬間、わたしは、チョロ松くんによって床に押し倒されていた。


チョロ松くんが、熱のこもった色っぽい瞳で、わたしを見つめてくる。

その瞳に、じゅっと心の中で熱いものがくすぶった。


「チョロ松くん……」

チョロ松「はあ……やっぱり可愛いなあ。……ねえ、僕のパーカー、そんなに好きなの?」

「う……うん……ごめんなさい」

チョロ松「素直でよろしい」


チョロ松くんは、わたしの胸元に、そっと舌を這わせ、優しい口づけを落としていく。


「ん…あっ……チョロ松くん……っ、」

チョロ松「なあに、さくらちゃん?」

「やっぱり…パーカーよりチョロ松くんのほうが……すごくいい香りするね……っ」

チョロ松「…っ、なにそれ。狙って言ってる?」



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