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【おそ松さんR18】君がため

第39章 赤と緑《逆ハーEND》




遠くで、ゴミ収集車の音楽が鳴っている。


……そっか。もう10時なんだ……

なんて、ぼんやりとした頭で考える。


みんな出かけちゃって、ひまだ。

みんなが出かけてからわたしがしていることと言えば、こうして2階の寝室の床に寝そべって、ぼーっと天井の染みを眺めているだけ。


「洗濯物でもたたもうかな……」


本当は、わたしの当番じゃないけど。

でも、みんな出かけちゃったんだから仕方ない。


わたしは、勢いをつけて身体を起こし、部屋の隅に放り出された洗濯物の山のところに移動した。


みんなの洗濯物を1つ1つ畳みながら、なんだかわたしお母さんみたいだな、なんてことを考えてしまい、思わず唇が綻んだ。

……と、そのとき。チョロ松くんの緑色のパーカーを手に取ったわたしは、手を止めた。


この間の出来事が、一気に頭の中に蘇る。

この前……チョロ松くんのこのパーカーの香りを嗅がされながら、ひとりでさせられたときのことだ。


「……っ、もう、やめてよね。恥ずかしい」


不意に、そんなことを思い出している自分が恥ずかしくなり、頭を振った。

しかし、あのときのチョロ松くんの恍惚な表情と、あの優しい香りは、頭から出ていってくれなくて……


「ちょっと、だけ……」


わたしは、チョロ松くんのパーカーを抱き寄せ、その香りを吸い込んだ。

……優しくて、清潔で、落ち着く香り。

柔軟剤の香りに混ざって、ほんのり、チョロ松くんの香りがする。


「はぁ〜〜……いい香り」


この香り、本当に好き。

なんだろう……こう、わたしのツボにぐっとハマるんだよね。


「ちょろまつくん……っ」


……まずい。なんか、変な気持ちになってきた。


わたしは、パーカーの香りを嗅ぎながら、そっとスカートの中に手を伸ばした。

下着の上から触ってみると、そこは、何故かしっとりと湿っている。


「ぁ……う、そ、そんな……」


わたし……どうしちゃったの?

パーカーの香りで濡れてるなんて……本当に変態みたいじゃん。


「や…は、うぅ……」


声が出るのを我慢するために、チョロ松くんのパーカーを口に押し当てる。

そして、下着を膝までぬいて、自分のそこに指を這わせた。



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