• テキストサイズ

【おそ松さんR18】君がため

第33章 誰よりも君が好き《トド松END》




トド松「おそ松兄さんの手前、見栄はってデートだなんて言ったけど……ほんとは、さっき、別れ話をしてたんだ」

「えっ……!?」


トド松くんの衝撃の発言に、思わず目を見張る。


トド松「正確には、僕が一方的に別れたいって言った……やっぱり、さくらちゃんじゃなきゃダメだって、気付いたから」

「トド松くん……っ」

トド松「ホテルに行ったのは本当だけど、でも、ダメだったんだ……さくらちゃんの顔がちらついて、全然集中できなくて……けっきょく、何もしないで帰ってきた」


そうだったんだ……

トド松くん……まだ、わたしのこと、好きでいてくれたんだ。

こんな最低な女なのに…… こんなどうしようもない人間なのに……


「トド松くん……好き」


わたしは、トド松くんを抱きしめ返した。

わたしがもてるすべての力を込めて。


トド松「僕も、さくらちゃんが好きだよ…っ、もうさくらちゃんのことしか考えられないし、さくらちゃんしか好きになれないよ」

「うう…っ、ぐす」

トド松「泣かないで。こっち見て?」


トド松くんは、わたしの頬に手をあてて、わたしの顔をあげさせた。

しばし、見つめ合い、どちらからともなく唇を重ねる。


最初は、触れるだけの優しいキスを。

そして、じょじょに深く激しいキスに移行していく。


「ん…ふ、ぁ……」

トド松「ん……やっぱりさくらちゃん、可愛い。大好き」

「トド松くんだって……可愛いんだから」

トド松「え〜? 可愛い? どちらかって言うと、さくらちゃんにはかっこいいって言ってほしいなあ」


トド松くんは、いじけたように頬をふくらませた。

ごめん、トド松くん……やっぱり、可愛い。



/ 464ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp