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【おそ松さんR18】君がため

第33章 誰よりも君が好き《トド松END》




と、そのとき。トド松くんの唇が、ふっと綻んだ。

そして、もう一度、わたしをしっかりと抱きしめて、はーっと息をついた。


トド松「……夢みたいだなあ。こんなの」

「夢じゃないよ……?」

トド松「未だに信じられないよ。だって……僕、出会ったころから、ずっとずっとさくらちゃんのこと好きだったんだよ? もう絶対に叶わないって思ってたのに……こんなのって、奇跡みたいだよ」

「ふふ……ずっと長い間わたしを好きでいてくれて、ありがとう。トド松くん」


わたしは、背伸びをして、トド松くんの唇に自分の唇を重ねた。



「……ねっ、今夜、また飲みに行こっか」

トド松「えっ? お酒飲みたくなっちゃったの?」

「うーん、お酒もいいけど……2人きりになりたいなって」

トド松「えっ、あ……うん」


わたしが言った意味に気付いたトド松くんは、顔を真っ赤にした。


「ふふ……やっぱ、トド松くんはかっこいいよりも可愛いだな〜」

トド松「えーっ、ひどい! 今夜覚悟しといてよね。絶対かっこいいって言わせてやるー!」



遠回りしたけれど、やっと幸せを手に入れられた……

これからも、たぶん色々障害はあるけど、わたし、絶対にあなたの傍を離れないよ。





<End...>



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