• テキストサイズ

【おそ松さんR18】君がため

第30章 はんぶんこ《十四松END》




その日の放課後、ぼくとさくらちゃんは、連れ立って教室を出た。

あ〜〜、なんか幸せだなー、こういうの!

カラ松兄さんはこの幸せを毎日あじわっているのかと思うと、なんだか胸の奥から黒い感情がふつふつとわきあがってくる。

……いやだな、ぼく。カラ松兄さんに嫉妬したって、どうにもならないのに。


「ねえ、十四松くん。遊びに行くって言っても、具体的にはどこに行くの?」

十四松「えっ! えーっと、えーーーーっとね……」


正直、なんにも考えてなかった!

でも、こういうときに、彼女を引っ張って歩く男の人のほうがさくらちゃんは好きそう。


十四松「えっとね! ゲームセンター! ゲームセンター行こ!」

「ゲームセンター? 十四松くんも、そういうとこ行くんだ?」

十四松「うん、行くよー! 一松兄さんとよくストリームファイト?ストリートファルコン?の対戦してる!!」

「そうなんだ…! いいね、楽しそう。行こ行こ!」


どうやら、さくらちゃんも乗り気になってくれたみたい。良かった〜。



そして、ぼくたちは、ふたりで学校を出て、駅前のゲームセンターに向かった。



/ 464ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp