第25章 好きになってもいいですか《チョロ松END》
チョロ松「…っ、なにそれ。反則」
チョロ松くんは、蜜壷に入れた指を、激しく出し入れした。
くちゅくちゅという激しい水音が、お風呂場に響き渡る。
「ああああッ…! あんッ!! いやあっ…!」
チョロ松「ほら、もうイきそうなんだろ? イッちゃいなよ」
「だっ、だめ…! チョロ松くんも…一緒に…っ」
わたしは、チョロ松くんに負けじと、彼のモノを、激しく擦り上げた。
チョロ松「…はあっ、いいよ、気持ちいい…っ、僕もイきそう」
「一緒に…イこっ……あ、ん…っ」
チョロ松「さくらちゃん…っ、だめ、出る…!」
「わっ、わたしも…あああッ、イく…うう!!」
わたしたちは、お互いの手で、同時に絶頂した。
「はあ…はあ……っ、チョロ松くん」
わたしは、チョロ松くんに身体をあずけた。
すると、チョロ松くんは、わたしの身体を優しく抱きしめてくれた。
チョロ松「さくらちゃん……すっごく可愛かった」
「……っ、恥ずかしい」
チョロ松「恥ずかしがってる顔、見せて」
チョロ松くんは、わたしの肩をつかみ、距離をとると、わたしの顔を覗きこんでくる。
そして、しっとりと唇が重なった。
「ん…は……ぅ」
優しく舌を絡められて、甘い声がこぼれる。
あー、なんか……しあわせ、かも。
一松くんへの罪悪感も、カラ松くんへの罪悪感も、どこかへ行ってしまっていた。
今は、チョロ松くんのことしか考えられなかった。
チョロ松「…はい、さくらちゃんのぶん」
「ありがと〜」
お風呂からあがって、居間でぼーっとしていると、チョロ松くんが約束のアイスを持ってきてくれた。
わたしのアイスは、オレンジ色。チョロ松くんのアイスは、緑色だ。
「これ、オレンジ味?」
チョロ松「んーっと、オレンジじゃなくて、期間限定のグレープフルーツ味らしいよ」
「へえ〜! チョロ松くんのは?」
チョロ松「僕のは、青りんご味。グレープフルーツが嫌なら交換しよっか?」
「ううん、大丈夫だよ! ありがとう」
やっぱり、チョロ松くん、優しいな…
さっきまで、あんなに意地悪だったのに。