第23章 どっちが好き?《おそ松END》
「わた……わたしは……」
おそ松くんと身体の関係があることを知られてしまった以上、もうどうにも誤摩化すことはできない。
でも、どう答えるのが最善なのかもわからない。
わたしが狼狽えていると。
???「うん。俺もそうだと思ってたけど?」
突然声がして、カラ松くんの背後から、おそ松くんが姿を現した。
「えっ…おそ松くん!?」
予想外の出来事に、わたしは目を見張った。
一方カラ松くんは、おそ松くんの姿を見ても、全く動じない。
もしかして……カラ松くんがおそ松くんをここに呼んだの?
でも、一体なんのために?
「あの……そ、その……おそ松くん、カラ松くん……」
おそ松「さくら、一松と付き合ってんのに、カラ松ともこういうことしてるんだね… 俺あんなに我慢してたのにさ」
「えっ……あ、え…」
おそ松くんの言葉に、心臓がきゅっと痛んだ。
おそ松「でもさ、それって、俺も遠慮しなくていいってことだよな?」
カラ松「さくらは、結局気持ちよくしてもらえれば、相手は誰だっていいんだな」
……そんな、そんなそんなそんな。
ちがう。ちがうのに。
なんで2人ともそんなこと言うの…?
色々言いたいことはあるのに、言葉が口から出てこない。
おそ松「じゃ、この続きは、3人で楽しくやろうぜ〜♪」
おそ松くんは、冷たい笑みを浮かべた。
カラ松「そうだな。3人でするか」
おそ松「さくらのお望みどおり、たーくさん気持ちいいことしてやるからな〜」
恐怖のあまり、ひゅっ、という吐息が喉の奥から出た。
カラ松くんは、わたしを縛っている縄をとくと、わたしの腕をつかんで押し入れの外へ引きずり出した。
カラ松「さくらは後ろの穴は処女だよな?」
「うしろの…あな……?」
それって、アナルってこと?
確かに、わたしは、まだそっちに挿れられたことはない。
おそ松「じゃあ、今日は、うしろと前と両方同時に挿れてみよっか」
「えっ!? や…やだっっっ!!!」
わたしは、身をよじって逃げ出そうとする。
しかし、うしろからカラ松くんにがっしりと押さえ付けられて、身動きが取れなくなってしまう。