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【おそ松さんR18】君がため

第23章 どっちが好き?《おそ松END》




しかし、いくら待っても、カラ松くんは戻って来なかった。

そうして待っている間も、もちろんローターは動いたままで。

わたしは、ひとり、最大の強さに設定されたローターによって、喘がされていた。


もう何回イッたんだろう。

だんだん意識も朦朧としてきた。

でも、意識を飛ばすことすらも許されない。

イッて意識がとびかけても、すぐにローターの刺激によって、むりやり呼び戻されてしまう。


カラ松くん… どこに行っちゃったんだろう。


トド松くんの用事というのがなんなのかはよく分からないけど、そのまま外に出かけてしまった可能性だってある。


どうすればいいの……

このまま、ここでカラ松くんの帰りを待つしかないの…?


わたしが絶望をかみしめた、その瞬間。

押し入れのふすまがひらいた。

差し込んできた光がまぶしくて、思わず目をつぶる。


カラ松「ただいま、さくら」


やっとカラ松くんが戻ってきてくれた…

わたしは、安堵して、ほっと息をついた。


カラ松「あーあ……床びしょ濡れだな。何回イッたんだ」


カラ松くんは、わたしの頭を撫でて、猿ぐつわを外してくれた。


カラ松「…で、ちゃんと自分の口から言う気になった?」

「……言う…っ! 言うから…! これ止めて!」


わたしが懇願すると、カラ松くんは、わたしを見下ろして口角を上げた。


カラ松「だめ。ちゃんと言えないうちは止めてやらない」

「そんなっ…! ああ…ッ」

カラ松「ほら、言えよ。俺の目を見て」


カラ松くんは、すっかりSモード。こうなったら、もうとめられない。

わたしは、意を決した。


「昨日…わたしは……ッ、カラ松くんに嘘を…ついたっ」

カラ松「ふーん? どんな嘘?」

「本当は…具合なんか悪くなくて…そのっ…おそ松くんと…っ」

カラ松「兄貴と何をしてたんだ?」

「おそ松くんとシてた…の…っ」

カラ松「へえ〜? そうなのか、兄貴とシてたのか」

「ん…っ! 許して…ッ」

カラ松「ごめんなさいは?」

「ご…ごめんなさいっ…からまつく…ん」


すると、カラ松くんは、ようやくローターを止めてくれた。

そして、わたしの身体をぎゅっと抱きしめて、


カラ松「さくらは一松と付き合ってるんじゃないのか?」


と、冷たい声で言った。




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